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熟練技術者・労働人口減少に備えた遠隔保守・予知保全の実現
工場機器のログをIoTで収集して分析、回線負荷も大幅低減 サービス誕生の秘話
機械設備のメンテナンスは、従来型の定期訪問や故障連絡を受けて部品取り寄せ・修理対応といった事後保全型の対応から、IoTによるラインの稼働状況をモニタリングや、設備機器のログを分析した予知保全、遠隔保守への取り組みへと変化が進んでいます。また、熟練者の定年退職に伴うスキルの継承、労働人口の減少を見越したシステムの導入も急務となっています。セゾン情報システムズのHULFT IoTでは、工場のラインで使われる製造用機器の製造・販売・保守ビジネスにおいて、従来は保守要員が訪問して行っていたメンテナンスを、IoTを使った遠隔保守で実現。また、収集したログからタイムリーなメンテナンスを提供する予知保全を実施することで、顧客サービスの向上に取り組みました。
本ソリューションのPoCでは、遠隔保守の対象となる設備機器から出力されるログを収集し、予知保全のためのデータ分析に取り組みました。しかし、機器から出力されるログファイルのサイズが1台あたり10GB/週と想定を超える大きさだったため、既設の工場内のネットワークには負荷が高く通常工程のデータ転送に影響があること、またSIMカードを使った通信の場合は転送量/時間/コストが想定以上となることが技術的な課題となりました。実際の本番運用においては複数台の機器からログを収集するため、ネットワーク負荷・転送コストの両面で何らかの解決策が必要でした。そんな時に活用出来るのが、HULFT IoTです。
HULFT IoTでファイルサイズが20分の1に大幅圧縮!
導入効果1:
HULFT IoTのファイルを圧縮しながら送信する機能により、10GBのファイルが20分の1のサイズとなったことで、従来の製造機器に対してもSIMを使った通信構成で、稼動ログ収集が短時間で完了。予知保全の分析システムとの連携が可能となりました。
導入効果2:
HULFT IoTはファイル転送と圧縮に加え、製造機器からのファイル収集の自動運用、通信エラー発生時の異常検知とリトライなど運用保守を自動化できる機能を持つため、データ収集にまつわる手間とコストを削減できました。
テクノロジーの特徴
「HULFT IoT」で安全・確実・簡単なIoTデータ収集を実現できます。
- 特徴1:機器の稼働ログを自動収集、高い圧縮率で通信コスト削減
- 特徴2:ログ収集の設定をプログラムレスで実現
- 特徴3:処理の異常検知、リトライの自動化が可能
「HULFT IoT」は国内8300社を超える企業に導入されているファイル転送ツール「HULFT」の品質をそのままに、IoTデバイスとの安全・確実なファイル転送ができるツールです。高いデータ圧縮率で通信コストを削減、データ収集の自動化で運用コストも削減。
リユースPoC メニュー詳細・価格
- HULFT IoT PoCライセンス 標準価格
→POCライセンス 標準価格:180,000円(10接続Agent、6ヶ月間)
詳細についてはお問い合わせ下さい
PoCラボでの検証も可能です
(例) センサー(1台)からデータ収集、のシナリオのPoC
お打ち合わせ実施、検証シナリオ決定
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PoCラボにて検証環境セットアップ、検証実施
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結果確認、まとめ
- HULFT IoT
→ 標準価格:100,000円(100接続Agentにつき、月額)より
導入スケジュール概算 1ヶ月~