複数のビニールハウスを所有されている農業従事者において、ビニールハウスの管理に費やす時間が課題となっていました。ビニールハウスでは外部環境に合わせて灌水制御やFANの起動/停止、窓の開閉を行う必要があります。しかし、常時ビニールハウスの状態を確認し適切な対応をとるのは難しく、例えば、兼業で農家を営まれている方々にとっては管理を行うことができない状況があるにもかかわらず、常にビニールハウスの状態に気を配る必要がありました。

これに対し、システムを構築する費用を最小限に抑えて課題解決出来る、FC6A Plusを使用したコンパクトなIoTシステムを構築しました。

導入効果:コントローラーによる自動化と遠隔監視・遠隔操作による省力化

導入効果1
複数存在するビニールハウスの状態がどこに居ても一覧で確認できるため、各ビニールハウスのそれぞれに対して現地確認を行うという作業が不要となりました。これにより、確認作業の省力化が実現できました。また、ビニールハウス設置場所に拘束される必要がないため、兼業可能な仕事の幅が広がります。
導入効果2
定期的に行う作業については、コントローラー側で自立制御を行うことができるため、作業漏れを防ぎ、省力化を実現することができました。また、遠隔操作によって、手動で行う作業についてもビニールハウスまで赴く必要がなく、遠隔地から行うことが可能となり、省力化に貢献しています。

テクノロジーの特徴

FT1A Touchによって収集されたセンサーデータは920MHz帯通信モジュールによって、FC6A Plusに集約され、FC6A PlusのWebサーバー機能によって、遠隔地から監視することが可能となります。また、Webページを操作することによって、遠隔地からの制御も可能となっています。遠隔監視・遠隔操作は常に行う必要はなく、作物を育てていない時期は不要となりますので、従量課金で使用可能なSORACOMの通信が最適でした

  • 特徴1: FC6A Plusによる遠隔監視・遠隔操作
  • 特徴2:FT1A Touchによるビニールハウスの制御
  • 特徴3:920MHz帯の無線通信

リユースPoC メニュー詳細・価格

  • Compact IoT スターターキット: 99,800円
  • FT1A Touch:67,068円
  • 920MHz帯無線モジュール(親機・子機)、LTEルーター、SORACOM SIM (各々、要見積もり)

導入スケジュール概算 3ヶ月

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